【阪神】藤川、新井両監督の遺恨ついに「手打ち」場内爆笑 視線合わせ、相撲のように息合わせ礼
<阪神-広島>◇18日◇甲子園
注目のメンバー交換で“手打ち”が行われた。
阪神藤川球児監督(44)と広島新井貴浩監督(48)がホームベースに歩み寄ると、場内がざわつき始めた。
衆人環視の中、視線を合わせて両監督が握手をすると、大きなどよめきが起こった。最後に2人で息を合わせるように同時に一例して、相撲の立ち会いのように同じタイミングで輪を解くと、場内から笑いが起きた。
首位攻防の3連戦は因縁の対決でもあった。4月20日、甲子園での前回対戦で、広島岡本駿投手(22)が阪神坂本誠志郎捕手(31)に頭部死球。藤川監督がベンチを血相を変えて飛び出し、両軍入り乱れて、あわや乱闘の騒ぎになった。審判は警告試合を宣告。岡本は危険球退場。今カードはそれ以来の対戦だった。
初戦、2戦目とメンバー表交換時に両監督は視線を合わさず、笑顔も会話もなし。初戦は新井監督が、2戦目は応戦するように藤川監督が先んじてベンチに戻り「冷戦」ムードが最高潮になっていた。
ただ対戦もメンバー交換も1勝1敗(?)で迎えた3戦目は、明らかに雰囲気が変わった。互いがしっかりと向き合った上で、健闘を誓い合う、本来の形に戻った。ここまでの経緯を踏まえた空気感は、ファンにも完全に伝わっていた。