【東京】浦和に痛恨逆転負けで3連勝逃す 松橋力蔵監督「甘さが出てしまった」
<明治安田J1:浦和3-2東京>◇17日◇第17節◇埼玉
FC東京が敵地で浦和レッズに逆転負けを喫し、3連勝を逃した。エースFWのマルセロ・ヒアン(22)が3試合連続弾を決め、MF遠藤渓太(27)が一時勝ち越し点を奪ったが、終盤に2失点した。
松橋力蔵監督(56)は「選手は本当によく頑張ってくれた。本当に悔しい気持ちでいっぱいです」と肩を落とした。
幸先よく先制した。前半9分、MF遠藤が獲得したPKをヒアンがゴール左に蹴り込んだ。その後はやや受けに回り、押し込まれる展開に。同32分にサイドを崩されて追いつかれた。
後半は何度もアクシデントに見舞われた。開始直後の3分にMF橋本拳人が不調を訴えて交代。同17分にもヒアンがピッチに座り込み、意図せず2枚の交代枠使用を余儀なくされたが意地を見せた。同23分、左サイド深くまで進入すると、途中出場のMF安斎颯馬がクロス。中で遠藤が左足を合わせて1歩リード。しかし同35分にセットプレーの流れから追いつかれると、試合終了間際に再びCKから逆転を許した。
残り10分で白星を逃し、指揮官は「甘さが出てしまった。相手に上回られてしまった」。今季初の2連勝と勢いに乗りかけていただけに、悔しい敗戦となった。