阪神対広島 1回表広島2死一塁、森下(右)は坂倉の右翼線への適時二塁打で生還した末包を迎える(撮影・宮崎幸一)

<阪神4-2広島>◇16日◇甲子園

広島が首位を奪還した。勢いをつけたのは、ベテラン秋山翔吾外野手(37)だ。この日は右足首を負傷した3月30日阪神戦以来となるスタメン復帰戦。初回、カウント1-1からの3球目、阪神先発村上が投げた147キロの速球を捉え、右翼席へ今季1号先制ソロ。「気合いでいきました。いい投手なので、腹を決めて思い切っていきました」。価値ある通算24度目の初回先頭打者アーチだった。

秋山の1発だけで終わらなかった。2死一塁から坂倉将吾捕手(26)が右翼線に適時二塁打を放った。「体の大きい末さん(末包)が一生懸命走ってくれたおかげで、追加点になって良かったです」。好投手の村上の立ち上がりを攻め、2点を奪った。

投げては先発森下暢仁投手(27)が丁寧な投球を続けた。7回6安打4三振2失点で降板。先発の役目は果たした。

チームは今季3度目の4連勝で、今季最多タイの貯金5。「鯉の季節」はまだまだ続く。4月23日以来、セ・リーグ首位の座に返り咲いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】首位の座を奪還「鯉の季節」4連勝で貯金5 スタメン復帰の秋山翔吾が先頭打者アーチ