春季関東大会17日開幕 横浜は公式戦連勝記録伸ばせるか…リベンジなるか健大高崎、東海大相模
春季高校野球関東大会(日刊スポーツ新聞社後援)が17日、茨城・ノーブルホームスタジアム水戸など2球場で計6日間の日程で開幕する。
今春のセンバツで優勝した横浜(神奈川1位)、健大高崎(群馬1位)、山梨学院(山梨1位)など、各県の春季大会を勝ち抜いた17校が参加する。
注目は、センバツで優勝した横浜だ。春季神奈川大会でも優勝し、昨秋からの公式戦連勝を25に伸ばし勢いに乗る。県大会では「これまでと違う戦い方ができなければ」と村田浩明監督(38)。エースの奥村頼人投手(3年)、織田翔希投手(3年)以外にも、山脇悠陽投手(3年)、抑えに東浜成和投手(2年)を起用するなど、9人の投手が公式戦を経験。攻撃も6試合でリーグ打率は2割9分6厘も、12盗塁と足を絡めた攻撃で、次の塁を狙い得点につなげた。
チームは「春、優勝して勝って本物」と、言い続けてきた。春季神奈川大会を制し、次は春季関東大会へ。本物の強さを証明し、夏の大会に乗り込めるか。初戦は、大会2日目の18日。作新学院(栃木2位)と対戦する。
横浜を追うのは、秋の関東大会決勝とセンバツ準決勝で敗れた健大高崎と、今春の神奈川大会決勝で敗れた東海大相模(神奈川2位)。健大高崎は、最速155キロ右腕、石垣元気投手(3年)が左脇腹痛から復帰。県大会、前橋育英戦で先発し、7回を3安打2失点と勝利に導いた。初戦は強豪、東海大菅生(東京2位)と対戦する。
東海大相模(神奈川1位)は、県大会で昨夏甲子園でも活躍した最速150キロ右腕、福田拓翔投手(3年)がコンディション不良のため日大戦に抑えで1回登板したのみ。島村宏斗投手(3年)、萩原優真投手(3年)、小関悠斗投手(2年)らでつなぎ、決勝戦では王者横浜をタイブレークまで追い込んだ。福田はすでに投球練習を開始しており、関東大会での復帰登板が楽しみだ。
他にも、山梨学院(山梨1位)、常総学院(茨城1位)、習志野(千葉2位)などの伝統校が顔をそろえる。初出場は叡明(埼玉2位)と東亜学園(東京1位)の2校。決勝は25日、ノーブルホームスタジアム水戸で行われる。