【日本ハム】細野晴希、今季初登板で6回0封 2年目の意識改革でポテンシャル発揮の理由とは
<日本ハムーオリックス>◇15日◇エスコンフィールド
日本ハム細野晴希投手(23)が2年目の成長を1軍マウンドで示した。今季初登板初先発で6回無失点の快投。手応えを感じたのは「ツーシームとカット(ボール)。基本的にバッターが振ってきそうなとこに投げられた。抜け球も何球かあったけど“ボールのなり方”が良かったんじゃないかな」という部分だ。
1年目を終えて迎えた昨オフ、自身の投球データを分析して改善点を洗い出した。そのひとつが「去年は“ボール球スイング”が平均より低かった」ということ。理由を自分なりに考えて「“ボールのなり方”がすごい悪かった。そこを改善しようと(ファームでも)取り組んだ」という。
昨季は高めに抜ける明らかなボール球が多かった。それでは打者に振ってもらえない。そこで意識改革をした。「とりあえず打者に振ってもらおうっていう考え方にしてから、ある程度まとまるようになった。打たれたら仕方ないから、どんどん打ってもらおう、と」。打たれるのを怖がらない割り切りが、適度な制球の散らばりにつながり、投球内容の安定をもたらしている。この日の好投で、抹消されずに次回も1軍で先発することが決まった。お預けとなったプロ初勝利も、勝ち取る日は近い。