G大阪ネタ・ラビ(2024年7月撮影)

ガンバ大阪MFネタ・ラビ(28)とMFウェルトン(27)が、17日のヴィッセル神戸(ノエスタ)で復帰する見込みとなった。

試合2日前の15日は大阪・吹田市内の練習場で非公開練習。ともにフルメニューをこなした助っ人2人の状態について、ダニエル・ポヤトス監督(46)「もうメディカルスタッフから大丈夫と出てるので、いい形で進んでいる」と説明。神戸戦に向けてゴーサインが出たことを明らかにした。

神戸戦では、前節のサンフレッチェ広島戦で退場したMF鈴木徳真(28)が出場停止。本職ボランチが不在となる可能性もある中で、イスラエル代表のラビが戻るのは朗報となる。先発か途中出場かは不透明だが、指揮官は「彼のフィジカル、状況を判断して、明日しっかりと話して、どんな状態なのか含めて自分自身が最終判断をしたい」とギリギリまで待って決めるとした。ラビ自身は「練習もこなしているし、クオリティーを証明する機会を得られれば。アウェーでの神戸戦はタフなものになる。トップレベルのものが求められるので、それを個々が出さないといけない」と力を込めた。

3月の練習で負傷し、右足関節前脛腓靭帯(ぜんけいひじんたい)損傷、右下腿骨間膜(こつかんまく)損傷と診断されていたウェルトンは、よりパワーアップして戻ってくる。来日時にはパワフルなプレーにも「筋トレはそれほどしない」としていたが、この離脱期間では、負傷を繰り返さないための補強の意味も含めて、精力的にウエートトレーニングに取り組んだ。復帰を目前にしたアタッカーは「けがで離れて苦しい思いをしていたが、その期間にできることにフォーカスしてやってきた。パワーアップできている部分もあると思うので、それを生かして、サポーターの皆さんに幸せな気持ちを味わってもらえるように頑張りたい」と力強く語った。

今季中盤で抜群の存在感を見せていたラビと、昨季のリーグ優秀選手賞も受賞したウェルトンの復帰は今後に向けて大きなポジティブ要素。大きな武器を手にするG大阪が、昨季2冠の神戸を相手に、一段階アップした戦いを見せる。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【G大阪】17日神戸戦でネタ・ラビとウェルトンが復帰へ ポヤトス監督「いい形で進んでいる」