久保建英 セルタ戦フル出場も決定的な仕事できず0-1惜敗で来季EL出場可能性消滅
<スペインリーグ:Rソシエダード0-1セルタ>◇13日◇第36節◇レアレ・アレーナ
日本代表MF久保建英(23)の所属するレアル・ソシエダードはホームでセルタに0-1で惜敗した。定位置の右サイドで6試合連続で先発した久保はフル出場した。
痛い敗戦となった。来季の欧州カップ戦出場に向けて試合前時点で勝ち点差6で迎えた一戦。開始3分にいきなり決定機を作られる。一進一退の攻防が続いたが、前半終了間際にカウンターから先制を許した。
1点を追う後半は勇気を持って前に出たが、相手ゴールを最後までこじ開けることができず、無得点。ホームで悔しい黒星となった。
久保は試合開始からポジションにこだわらず、自在な位置取りでボールを引き出し、攻撃の糸口を探った。後半20分すぎに出足鋭く相手ボールをカットしたり、ビルドアップに参加したりと試行錯誤。同30分には右サイドから強引な突破で3人を抜き相手陣でファウルを獲得するなど奮闘したが、決定的な仕事はできなかった。
チームは6戦未勝利で、7位のセルタとの勝ち点差が9となり、残り2節での逆転が不可能に。来季の欧州リーグ出場権が消滅した。欧州カンファレンスリーグの出場権も、消化試合が1試合少ない8位ラヨ・バリェカノとの勝ち点差が4で絶望的な状況に追い込まれた。