パドレス戦に先発したエンゼルス菊池(AP)

<パドレス5-9エンゼルス>◇12日(日本時間13日)◇ペトコパーク

エンゼルス菊池雄星投手(33)が敵地でのパドレス戦に登板した。6回4失点で降板も、チームは9回ウォードの満塁本塁打などで逆転し、パドレスとのカード頭を白星で飾った。

3回にネトの今季5号となる左越え2点本塁打で先制するも、その直後に菊池自らのミスも含め失点を重ねた。3回2死、アラエスに中前打で出塁されると、続くマチャドにも中前打で出塁を許した。2死一、三塁のピンチで4番メリルを迎えると初球のツーシームを捉えられ、右前適時打で1点を返される。その後も菊池のピンチは続き2死一、三塁、ボガーツが放ったゴロの打球を菊池が一塁に悪送球。その間に走者2人が生還し、逆転を許した。

1点ビハインドの5回。先頭のタティスにカウント0-1から外角低めスライダーを捉えられて、ソロ本塁打を被弾。その差が2点に広がると、菊池は次の回でマウンドを降りた。

ただ、エンゼルスはこのままでは終わらなかった。9回パドレスの守護神スアレスの制球が定まらず、4者連続四球などで2点を返し土壇場で同点に追いついた。2死満塁、ウォードが左翼線に今季9号となる満塁本塁打を放ち逆転に成功。その差を守り抜き、チームは劇的な逆転勝利を収めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 エンゼルス菊池雄星、6回4失点で勝ち負けつかず チームは9回にウォード満塁弾で劇的逆転勝利