青森山田対黒石 勢いが止まらない打線に喜ぶ青森山田ベンチ(撮影・高橋香奈)

<高校野球春季青森大会:青森山田18-0黒石>◇12日◇2回戦◇八戸市長根野球場

青森山田が黒石に5回コールドで勝利し、盤石のスタートをきった。

初回から平沢亮河捕手(3年)の2ランも含む打者一巡の猛攻で、6点をあげると、11安打9盗塁と足も生かし、毎回得点をあげた。投げては、先発の高橋煌翔投手(2年)葛西陽永外野手(3年)川久保昴直投手(2年)の継投で無得点に抑えた。

春のセンバツまでは乕谷、菊池統、下山の3選手継投が多かったが、この日は2年生投手2人と、高校に入ってから外野手だけを務めていた葛西を起用するなど新たな継投スタイルを試みた。

代打も計6人を送り、兜森崇朗監督(45)は「春は戦力の底上げの時期ということを第一に考えているので、地区大会から県大会に上がってきて、チャンスをつかんだ選手たちを全員試すことができて良かったです」とチーム全体の底上げに手応えを感じた。

初回の2ランが高校公式戦1号となった平沢は「入ってくれて良かった。秋に打てなかった分、冬は特にバッティングに力を入れてきたので」と努力を結果で示した。

次戦は17日、東奥義塾と対戦する。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 青森山田、18得点で盤石発進 兜森監督「全員試すことができて良かった」底上げに手応え