【日本ハム】23年ドラ1細野晴希&21年ドラ1達孝太、Wイケメン先発「独走したい」新庄監督
つけ麺ならぬ、イケメンのダブル投入で、独走態勢を整える。日本ハムの23年ドラフト1位細野晴希投手(23)が15日オリックス戦で初先発、17日ロッテ戦で、21年ドラフト1位達孝太投手(21)が今季2度目の先発マウンドに上がることが12日、分かった。新庄剛志監督(53)は単独首位に浮上した11日楽天戦後、交流戦までに「独走したいね」と発言。安定した先発ローテ陣にイキのいいドラ1左右腕を“マシマシ”して、他チームを引き離す。
◇ ◇ ◇
潤沢な先発投手陣に、フレッシュな左右ダブル腕を追加投入し、首位の座を固めにいく。先発投手陣は10日に金村、この日は古林睿煬を登録抹消。代わって15日オリックス戦に細野、17日ロッテ戦は達と、若い2人が先発登板することが内定した。若い力を前面に出し、今季最大6までためた貯金を増やしにいく。
新庄監督は単独首位に立った11日のオリックス戦後、83年福岡国際マラソンでの瀬古利彦の走りを例に出し、交流戦前に独走するイメージを口にした。「イカンガーに42・195キロを、ずっと余裕を持ちながら付いていって、残り150メートル(実際は100メートル)で瀬古がひゅっと抜くのはプロ野球的に盛り上がるけど、独走はしたいね。首位に立ったら差を広げていきたいです」。勝負の4年目。早いうちに他を引き離し、悲願達成を狙う。
前を突っ走るにはスタミナが不可欠だ。先発投手は5月の時点で、既に伊藤、山崎、加藤貴、北山、金村、バーヘイゲン、達、古林睿煬の8人全員が白星を挙げるなど潤沢。だが、今週から6連戦が2週続く。2軍で調子を上げている細野、さらに4日西武戦で今季1勝を挙げた達を中10日で再登板させ、金村、古林睿煬を1度ローテから外し、状態良く次回登板できるよう時間をかけ、じっくり調整させる。交流戦やシーズン後半戦も見据え、長い目で盤石な投手陣を築く。
細野は昨年から「平成のキムタクぐらいいきたい」と髪を伸ばし始め、ジャニーズ系のマスクを引き立たせている。達は194センチ、101キロの長身。日本人離れした手足の長さと端正な顔立ちで女性ファンが多い。人気の“ダブル若イケメン”投入で、狩野英孝を一気に飛び越す「パの栄光」を勝ち取りにいく。