「DFが5人欠場したことを忘れてはいけない」レアル・アンチェロッティ監督が敗北後に弁明
<スペインリーグ:バルセロナ4-3Rマドリード>◇11日◇第35節◇エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス
レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)がクラシコに敗北した後、「DFが5人欠場したことを忘れてはいけない」と弁明した。
Rマドリードは11日にアウェーで行われたスペインリーグ第35節でバルセロナと対戦した。優勝争いの大一番となる中、エムバペの2ゴールで早々に大きなアドバンテージを得るも、その後に守備が崩壊。前半のうちに4ゴールを失い逆転を許した。後半に入り、エムバペが1点を返し、ハットトリックを完成させてスペインリーグの得点ランキングでレバンドフスキを抜いてトップに立つが、反撃もそこまで。3-4で敗れてクラシコ4連敗となり、残り3試合で勝ち点7差をつけられ、リーグ2連覇が絶望的となった。
痛恨の敗北を喫した試合後、今季限りでの退任が決定的と報じられるアンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
イタリア人指揮官はまず、2点リードした後、後ろに引く以外のプランはなかったかとの指摘を受け、「このレベルの試合では守備も攻撃もうまくやる必要がある。我々はよく攻めたが、あの30分間、守備でミスを犯してしまい、試合が難しくなってしまった」と失敗の理由を説明した。
終盤に交代を余儀なくされたビニシウスについては「私が交代を選択した。彼は足首を捻挫していたんだ」と負傷していたことを明かした。
ハットトリックを記録したエムバペについては「彼はよくやってくれた。我々が前線で作ったチャンスはすべて、相手の背後をうまく攻めたことで決定的なものにすることができた。我々は3ゴールを決め、オフサイドも2回あった。攻撃では明確な考えがあったが、守備はよくなかったと思う。しかし、DFが5人欠場したことを忘れてはいけない」と話し、守備陣に大きな問題を抱えていたことを強調した。(高橋智行通信員)