【巨人】浅野翔吾「継続が難しい」前夜母から背中押され、今夜母の日にも期待応える2戦連発弾
<ヤクルト2-1巨人>◇11日◇神宮
巨人浅野翔吾外野手(20)が一矢を報いる連夜のアーチをかけた。
0-2の8回1死からヤクルト先発吉村の107球目の高め直球をとらえ、左翼席へ運んだ。「自分のスイングが追い込まれてからもできてたんで、良かったかなと思います」。プロ入り後初の2試合連続弾に「負けてたんで、何かインパクトのある、相手にダメージがいくようなバッティングがしたかったんで、しっかりいきました」と痛打してみせた。
前日10日のヤクルト戦(神宮)が1軍で今季初スタメンだった。先頭打者で迎えた8回に今季初安打がバックスクリーン左に打ち込む1号ソロに。貴重な追加点となった。「最近まで3軍にいたので、ここで野球できているのがちょっと信じられない」と本音を明かしていた。不振から3軍降格してから2週間。3軍戦で満塁弾など結果を残して、2軍に昇格したのは6日。翌7日の2軍戦で本塁打を放つと、試合途中に1軍昇格が決まった。
この日は母の日だった。劇的な1発を放った前夜の試合後、母美枝さんから「継続することが難しい。しっかり頑張りな」と背中を押されたという。孝行息子はしっかりと結果を残し、贈り物に代えた。
チームは今季初の2カード連続負け越しとなった。13日からは広島との3連戦(マツダスタジアム)。「1勝も落とさないくらいの気持ちで頑張っていきたい」とインパクトを残し続ける。