オリックス対ソフトバンク 勝利を祝うソフトバンク小久保監督(中央)と上沢(撮影・宮崎幸一)

<オリックス1-7ソフトバンク>◇11日◇京セラドーム大阪

ソフトバンク上沢直之投手(31)が、試行錯誤のマウンドでオリックスキラーぶりを発揮した。

8回4安打1失点。投球プレートの若干一塁側に立つ新たな投球スタイルで、相手を手玉に取った。前日10日に柳町、海野との会話のなかで「試してみよう」と思いたち、ぶっつけ本番。右打者への内角ツーシームが効き「インサイドにしっかり突っ込めたことで打球が前に飛んでくれた。球数が少なくなった要因かなと思います」とこの日の96球を満足げに振り返った。

オリックスにこれで22勝目。現役投手では楽天岸(29勝)、楽天則本(28勝)、ソフトバンク有原(25勝)に次ぐ4番目の勝ち星だが、勝率に限ると上沢は7割3分3厘で現役トップに立つ。今季も2戦2勝で防御率1・93の好相性だ。9回は杉山の登板間隔があきすぎるのを防ぐチーム事情で移籍後初完投はお預けになったが、強力オリックス打線を沈黙させた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】上沢直之「試してみよう」前日思いついた投球スタイルで8回1失点 対オリ22勝目