【阪神】2戦連続完封勝ちでセ一番乗りの20勝!ルーキー伊原陵人が先輩村上に続く快投で2勝目
<阪神1-0中日>◇11日◇甲子園
阪神が2戦連続の完封勝ちで、セ・リーグ最速の20勝を挙げた。前回の4月29日~5月1日の3連戦(バンテリンドーム)で3連敗を喫した中日に、本拠地で連勝し首位をキープした。
先発のルーキー伊原陵人投手(24)が6回途中4安打無失点と好投し、プロ2勝目。積極的に打ちにくる中日打線を手玉に取り、5回まで52球で散発2安打無失点。前日10日の中日戦でマダックス(100球未満での完封)を達成した智弁学園の先輩でもある、村上頌樹投手(26)の57球を上回るペースだった。
6回に代打鵜飼、岡林と連打を浴び2死一、三塁の場面で降板となったが、2番手湯浅京己投手(25)が4番中田に四球を与えながら、高橋周を一ゴロに打ち取り火消し。その後も及川、石井、岩崎と盤石のリレーでつないだ。
決勝点は4番佐藤輝明内野手(26)の一打から。初回2死一塁で、中日先発松葉の130キロを捉えると、打球は右翼フェンスを直撃。一走の中野が快足を飛ばして一気にホームインとなった。二塁上でハートマークを作った佐藤輝は「お母さんいつもありがとう! こういう日に打つことができてうれしいです」とコメント。23年に2本塁打7打点と躍動した「母の日」に、この日も活躍で感謝の気持ちを伝えた。
これで3カード連続の勝ち越し。一時は開幕5戦ホーム未勝利と苦戦したが、5月に入って5試合で4勝1敗と勢いに乗ってきた。