日本ハム対楽天 5回表、打者を3人で抑え笑顔の古林睿煬(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-0楽天>◇11日◇エスコンフィールド

日本ハムが快勝し、オリックスが敗れたため、4月3日以来38日ぶりに単独首位に浮上し、12球団最速での20勝に到達した。先発の古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24=台湾・統一)が9回100球未満で完封する「マダックス」を達成し2勝目。2安打無四球、98球で完投した古林は、台湾時代を含めてもプロ初完封で初マダックス達成となり、お立ち台で「初回から点を取ってもらえたので安心して投げられました」と野手陣に感謝した。

打っては初回に吉田賢吾捕手(24)が初球先頭打者弾を放ち先制。2回に石井一成内野手(31)の右越え1号2ランで3点目を挙げると、6回に再び石井が右前適時打を放ち、突き放した。

◆古林睿煬(グーリン・ルェヤン)2000年(平12)6月12日、台湾・台中市生まれ。平鎮高中から18年ドラフト1位で台湾・統一に入団。23年は台湾代表としてアジアプロ野球チャンピオンシップに出場。日本戦では敗戦投手も6回1死まで完全投球だった。昨季は最優秀防御率と年間MVPを獲得。台湾プロ野球の通算成績は70試合、32勝15敗、防御率2・48。昨年オフにポスティングシステムで日本ハム入団。184センチ、81キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸6000万円。既婚。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】38日ぶり単独首位浮上 古林睿煬2安打無四球マダックス 石井一成1号含む3打点