Ａマドリードに衝撃０－４敗戦「責任は監督にある」Ｒソシエダード・アルグアシル監督

レアル・ソシエダードのアルグアシル監督（ロイター）

＜スペインリーグ：Aマドリード4－0Rソシエダード＞◇10日◇第35節◇エスタディオ・メトロポリターノ

【マドリード＝高橋智行通信員】日本代表MF久保建英（23）の所属するレアル・ソシエダードは敵地でアトレティコ・マドリードに0－4で大敗した。定位置の右サイドで5試合連続スタメン出場した久保は前半のみプレーした。相手のノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート（29）に前半だけで4失点を喫するショッキングな敗戦となった。

チームを率いるアルグアシル監督は「私の責任だ。チームが最初の20分間あのようにプレーしてしまえば、その責任は監督にある。選手たちは私が求めたことをやろうとしてくれたので、彼らを責めるものは何もない。そのため謝罪しなければならないのは私だ」と選手をかばった。

5戦勝利なしで12位に後退し、来季の欧州カップ戦出場権獲得に向けて厳しい状況に立たされた。それでも「チャンスはまだある。火曜日の試合では好調を維持しているセルタのような素晴らしい相手に、我々は違ったパフォーマンスを発揮できると考えている」と前向きに話した。

自身は今季限りでの退任を発表している。「責任は選手ではなく、明らかになく私にある」と断りを入れつつ「このようなことが起こるのは我々にとって今回が初めてではない。もし今日苦しんだことが、そのようなことが2度と起こらないようにするための助けになれば、このチームが成長し続ける上で非常に良いものになるだろう」とステップアップの糧にしていく。