【阪神】森下翔太、TORACOの前で先制打&強肩の躍動!お立ち台では女の子への男前回答も
<阪神2-0中日>◇10日◇甲子園
阪神森下翔太外野手(24)が攻守の大活躍で「TORACO」を沸かせた。初回から大暴れだ。1死二塁の初打席。中日高橋宏の151キロ直球を捉えた。「詰まっていた」としながらも、ライナーで中前打。走者中野を一気に生還させ、幸先良く先制点を挙げた。
「積極的に甘い球があればいく感じ。難しい打球だったんですけど(中野)拓夢さんがいいスタートを。感謝したいと思います」
直前の守備では1死二塁から上林の右前打をバックホーム。正確なワンバウンド送球で本塁憤死に仕留め、先制点を防いだ。「1打席目のバッティングにもつながった守備だったと思います」。初回から攻守に高い集中力を発揮し、勝利を呼び込んだ。
連続本塁打こそ4試合で止まったが、5試合連続打点はキープ。25打点は巨人岡本に並んでリーグ3位となった。打率3割4分1厘、安打数47もリーグトップを快走。「4月は全然得点圏で打てなかったり打点も取れなかった。5月に入って勝利に貢献できている」と手応えも感じている。
恒例の女性向けイベント「TORACO DAY」として開催されたこの日。「推しの選手」部門2位、「恋人にしたい選手」部門で3位の得票数を集めるなど、今や女性ファンからも注目の的だ。お立ち台では小学2年生の橋詰彩実ちゃんから「好きな髪形はなんですか?」と質問され、「自分は彩美ちゃんみたいな髪形が好きです」。さすがの男前な回答を返し、球場を沸きに沸かせていた。
実は森下自身、この日も含めて過去3年間の同イベント開催時は、通算20打数6安打、3打点。打率はちょうど3割と活躍を届けてきた。「TORACOデーを通して見に来てくれることもあると思う。継続的に活躍していきたい」。3年目の24歳は、今年もカッコ良かった。【波部俊之介】