いわき戦前日練習を終え、引き揚げる札幌ジョルディ・サンチェス(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌FWジョルディ・サンチェス(30)が11日アウェーいわきFC戦(ハワスタ)で2試合連続ゴールを狙う。10日、札幌・宮の沢で前日練習を行い、全体練習後には居残りでシュート練習を繰り返した。前節6日ホーム・ジュビロ磐田戦(2-4)では、来日2年目でリーグ戦初となるゴールを決めた。「もちろん2ゴール目もいきたい」と連発のイメージを膨らませる。

今季5試合出場中、先発は開幕戦以来遠ざかる。4月末までの1カ月間は6試合連続でメンバー入りも逃した。「一番大事なのは次の試合。前までの試合は、もうヒストリー。変えることはできないから」。苦しい過去は忘れ、自身の力で未来を切り開くことだけに集中する。

11日は母の日。母国スペインでは5月の第1日曜日のため、1週間前だった。磐田戦では9月に出産予定の妻ヘマさんに向けてゴールセレブレーションをささげた。ビハインドでの得点だったため、控えめのパフォーマンスだったが「喜んでくれて『また決めて』と言われたので、頑張らないといけない」と力に変える。もうすぐ母となる愛する妻のために、日本の母の日にもプレゼントを贈るつもりだ。

赤ちゃんの性別は女の子で、名前はアレハンドラにすると決めている。サンチェスが2歳の時に病気で13歳で亡くなった兄アレハンドロさんのスペイン語の女性名。「お兄ちゃんは僕と同じ11月11日生まれで、ちょうど11歳差だったんだ」。娘との対面を心待ちにする。次は勝利に導くゴールで喜びを爆発させたい。【保坂果那】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【札幌】ジョルディ・サンチェス、9月出産予定の妻へ母の日に連続ゴール決めるぞ!11日いわき戦