佐々木朗希、日米初の中5日は勝利投手の権利目前で降板 猛援護も初回2被弾など5安打3四死球
<ダイヤモンドバックス-ドジャース>◇9日(日本時間10日)◇チェースフィールド
ドジャース佐々木朗希投手(23)が、メジャー2勝目の権利目前で降板した。日米初の中5日のマウンドは、4回0/3を5安打5失点だった。
1回は大谷翔平投手(30)の二塁打を起点に挙げた1点の援護を受けてのマウンド。先頭キャロルをスプリットで三ゴロに打ち取るも、続くマルテに94・8マイル(約153キロ)の内角高め直球を右翼席へ運ばれた。
2死からネイラーに右翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、スアレスには94・2マイル(約152キロ)の外角直球を、再び右翼席へ運ばれた。続くモレノは右飛に打ち取ったが、1回で3失点を喫した。
2回は打線が大谷の適時二塁打などで2得点して同点に。佐々木は先頭グリエルを三ゴロ、続くトーマスに右前打を許したが、ペルドモを右直、キャロルを右飛に打ち取った。
打線の猛援護で8-3となった3回は、1回にソロを許した先頭マルテを右飛。続くスミスを左飛、ネイラーを二ゴロに打ち取り、わずか6球で3者凡退とした。
8-3の4回は、2ランを許したスアレスにスプリットを左翼線への二塁打とされ、1死三塁からグリエルの一ゴロの間に失点した。トーマスに死球、ペルドモに四球を与えたが、キャロルを中飛に打ち取った。
勝利投手の権利がかかる5回は、先頭マルテに四球を与えると、デーブ・ロバーツ監督(52)がマウンドへ。2番手にアンソニー・バンダ投手(31)を送り、佐々木はここで降板となった。その後、バンダが2死満塁からグリエルに満塁本塁打を浴び、8-8に追いつかれて5回を終えた。
5回までの最速は97・5マイル(約157キロ)。4回0/3を61球、5安打3四死球で4失点を喫し、三振は奪えなかった。
今季は試合前時点で、7試合に登板して1勝1敗、防御率3・86。前回登板の3日(同4日)のブレーブスでは、5回3失点でメジャー初勝利をマークした。