シャビ・アロンソ監督、レバークーゼン退任を発表 「将来を話す時ではない」来季去就は明言せず
レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督(43)が今季終了後に退任することを発表した。そのもようをスペイン紙マルカが伝えている。
シャビ・アロンソは11日にホームで行われるブンデスリーガ第33節ドルトムント戦の前々日、記者会見に出席した。その際、「私はクラブと、この後の2試合が私がチームを指揮する最後の試合になることで合意している。我々は去るべき時が来たと考え、今日がそれを発表するのに適切なタイミングだった。我々は常にクラブと良いコミュニケーションが取れていた」と、残り2節を終えた後、約2年半務めているレバークーゼンの監督を辞めることを明かした。
しかし、レアル・マドリードの監督就任の可能性が報じられる来季の去就については、「日曜日にここで素晴らしい別れをしたいので、今は将来について話す時ではない」と明確にしていない。
マルカ紙はすでにこの日の紙面で、Rマドリードのアンチェロッティ監督がスペインリーグ最終節レアル・ソシエダード戦後に退任し、シャビ・アロンソがその後任を務め、3年契約を結ぶ予定だと伝えていた。
シャビ・アロンソにとってRマドリードは現役時代、09〓10年シーズンから14〓15年シーズンの6年間所属したよく知るクラブ。その間、欧州チャンピオンズリーグ1回の優勝を含む6タイトルを獲得し、クラブの成功に大きく貢献している。
監督としてはRソシエダードのBチームを3年間指揮した後、22年10月にレバークーゼンの監督に就任。昨季、クラブにブンデスリーガ初優勝をもたらせ、ドイツ杯も制し、2冠を達成した。今季のリーグ戦はバイエルン・ミュンヘンに次ぐ2位で終わることが確定している。(高橋智行通信員)