西武-ロッテ5回戦に訪れたBCリーグ山梨の加藤幹典球団代表(左)と一場靖弘投手コーチ(中央)(撮影・金子真仁)

<西武-ロッテ>◇9日◇大宮公園野球場

今季2度目となる西武の大宮開催ゲームの正面入り口で“元ドラ1投手”2人がファンを出迎えた。

今季からBCリーグで戦う山梨ファイアーウィンズの加藤幹典球団代表(39)と、同球団で非常勤の投手コーチを務める一場靖弘氏(42)だ。

加藤代表は慶大から07年大学・社会人ドラフト1位でヤクルトに入団し、一場コーチは明大から04年ドラフトで自由獲得枠で入団した。

この日は「ほけんのぜんぶ 山梨県民球団設立記念ナイター」として開催され、今季から就任した一場コーチはPRと始球式も兼ねて来場した。

NPBの試合現場については「久しぶりも久しぶりです」と12年オフの現役引退以来とのことだった。

明大時代には東京6大学野球リーグ最速の154キロをマークした剛腕。自由獲得枠で入団した楽天などで活躍。現役引退後は15年に学生野球資格回復を済ませた上でアマ野球の指導にも携わっていたが、今季から国内独立リーグ球団であるBC山梨へ加入した。

なおBC山梨はこの日、同リーグ戦で記念すべき初勝利を挙げた。一場コーチは「昨日オンラインミーティングをした投手が投げて勝ってくれて、こちらもうれしいです。試合中も声は出しても配球などメモを取っていない選手もいたし、まだまだですが、何人プロ(NPB)に送り込めるかを楽しみに技術や心構えを伝えていきたいです」と話した。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】元楽天の一場靖弘氏「久しぶりも久しぶり」とNPB現場へ BC山梨でコーチ務める