ノックを受ける阪神村上(撮影・西尾就之)

苦手な中日も、甲子園で倒す。阪神村上頌樹投手(26)が9日の中日戦(甲子園)に先発する。

巨人と同率で首位に立つ阪神だが、唯一負け越しているのが中日。4月29日からの前回対戦は3連敗し、ここまで1勝4敗と苦戦する。「カード頭を勝てば勢いに乗れるんかなと思うんで、まずカード頭を取れるようにしたい」と3連戦初戦に投げる責任をかみしめた。

村上自身は4月11日の対戦で、5回3失点で勝ち投手に。それでも「立ち上がりに失点してしまったんで、そこと。すぐに逆転はしてもらったんですけど、1イニング1イニングしっかり、丁寧にしていきたいなと思ってます」と、岡林、上林の安打でいきなり2点を失った初回を忘れてはいない。

味方打線がその裏、相手先発の高橋宏をとらえ、4点を奪い返してくれた。打線は好調を維持しており、村上も「クリーンアップが調子いいですし、最少失点に抑えていければ逆転してくれたり勝ち越ししてくれると思うので、自分は粘り強く点数少なく抑えていきたいなとは思ってます」と、味方攻撃陣をリズムに乗せる投球を心がける。中でも森下は4試合連続本塁打と頼りになる相棒。「なんとか1本でも多く打ってもらえればいいかなと思うので、気楽な気持ちで打席に入れるよう、自分はゼロに抑えていければいいかなと思います」と、チームの2試合ぶりの勝利と自身のハーラー単独トップの6勝目へ、森下と“共闘”する。【堀まどか】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】村上頌樹「最少失点なら逆転してくれる」打線信じチーム唯一負け越し中日戦で6勝目狙う