【阪神】角和夫前会長が死去 76歳 岡田オーナー付顧問悼む「同窓の大先輩として温かく」
24年12月に健康上の理由で阪急阪神ホールディングス(HD)会長を退任していた角和夫(すみ・かずお)さんが、26日午前1時10分、兵庫県内の自宅で亡くなった。阪急阪神HDが7日、発表した。76歳だった。
同HDによると、すでに葬儀・告別式は終え、後日、お別れの会を開催する予定という。日時は未定。
角さんは49年4月19日生まれ、兵庫県宝塚市出身。早大を卒業後、73年に阪急電鉄に入社。03年に同電鉄代表取締役社長に就いた。
角さんは、早大の後輩でもある岡田彰布氏(67=現阪神オーナー付顧問)の、23年シーズンからの阪神監督復帰を後押しした存在でもあった。
訃報を受けて岡田氏は、球団を通じて「突然のことで非常に驚いています。昨年監督を退任した際には、マスコミを通じてねぎらいのお言葉を拝見したりと、同窓の大先輩として温かく見守っていただきました。あらためて感謝の意を表するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントした。
角さんは昨年10月に岡田氏の功績について「安定してペナントレースで優勝に絡めるような球団にしてほしい、とお願いしました。結果として岡田さんに頼んだのは正解だった」と振り返っていた。