【巨人】岡本和真が特例除き2793日ぶり抹消 ケガは初、左肘筋損傷 代わって坂本勇人が昇格
巨人岡本和真内野手(28)が7日、左肘の筋損傷のため、出場選手登録を抹消された。岡本に代わり、4月15日の登録抹消以降、2軍調整を続けてきた坂本勇人内野手(36)が1軍に昇格した。
岡本の登録抹消は、東京五輪時やCS直前などの選手一斉抹消、23年8月29日の「コロナ特例」を除くと、17年9月13日の再調整による登録抹消以来、2793日ぶり。不動の4番にとって、ケガによる登録抹消は入団以降初になった。
現在セ・リーグ2位のチームに激震が走ったのは6日阪神戦(東京ドーム)の1回だった。無死一塁で中野の三塁へのバントを処理した三塁手・浦田の送球がややそれて、一塁ベースに入った岡本が中野と交錯した。岡本は左肘付近を押さえて、顔をしかめながらグラウンドに倒れ込んだ。トレーナーに付き添われてベンチに引き揚げると、そのまま負傷交代。スタンドは騒然となった。
阿部慎之助監督(46)は試合後、岡本について「長期離脱にちょっとなりかねないかなあという感じかな。多分ダメだね」と明かした。さらに「(病院に)行って検査はもう終わってます。時間はかかるだろうという診断だったみたいなので」とも付け加えた。
主砲の離脱は、とてつもなく大きな痛手となる。ここまで全32試合に4番として出場し、打率3割8厘、8本塁打、25打点はいずれもリーグ3位以内の高水準で、打線の枢軸を担ってきた。岡本は「1日でも早く戻れるように頑張ります」とだけ話していた。
岡本に代わって、坂本が1軍に復帰。プロ19年目を迎えた今季は、開幕から11試合に出場して打率1割2分9厘で打点2と不調が続き、4月15日に出場選手登録を抹消。昨年6月以来のファーム再調整となり、ここまで2軍戦は12試合出場で打率2割6分5厘としていた。