【西武】入団テスト合格組のモンテル外野手と支配下契約 モデル経験ある肉体で抜群の脚力誇る
西武は7日、育成契約3年目のモンテル外野手(25)と支配下契約を締結したと発表した。背番号は「73」に変更される。
沖縄県出身のモンテルは金光大阪高からクラブチームなどを経て、四国IL徳島から22年育成ドラフト2位で西武入り。徳島球団ではオリックス茶野と1、2番を組んでいた。西武へは入団テストに合格してのドラフト指名でもあった。
右投げ右打ち、身長187センチ、体重88キロと大柄な体格ながら、俊足ぶりはチームトップクラス。強肩も備え、昨年、今年と続けて3月途中までオープン戦で1軍に同行していたものの、最後は「開幕1軍=支配下」をつかみきれなかった。
今季は開幕後、イースタン・リーグでは1番打者で起用されることも多く、中堅や右翼でスタメン出場を続けた。ここまで24試合で打率2割7分6厘、3盗塁、OPS(長打率+出塁率)は0・677をマークしている。
本名は日隈(ひぐま)モンテルで、日本人の母と米国人の父の間に生まれた。ヤクルトに在籍した日隈ジュリアス投手は実兄にあたる。筋肉量も多いモデル体形で、プロ入り前には実際にフリーでモデルを経験したこともある。
西武は1日、山野辺翔内野手(30)が金銭トレードでヤクルトに移籍。広池球団本部長は「編成上、うちには若い育成選手もたくさんいますし、1つ枠が増えるということは我々にとっては悪い話ではない」と交換トレードにしなかった背景を説明していた。
その1枠をさっそく、期待の俊足外野手に使用。残りの支配下登録枠は再び「4」となった。