巨人対阪神 巨人に連勝し才木(左)とタッチする藤川監督(撮影・加藤哉)

<巨人1-7阪神>◇6日◇東京ドーム

阪神才木浩人投手(26)がド根性の3勝目を挙げた。

3回2死一塁。吉川の痛烈なライナーに襲われた。瞬時にグラブを出した打球は左手首を直撃。グラブが外れるほどの衝撃だったが、痛がるよりも先にボールを追いかけた。激痛に顔をゆがめてベンチで状態をチェック。影響は感じさせず後続を抑えた。

球数がかさんで5回で102球を要した。6-0の展開もあり、無失点ながら5回で降板となった。左手首にテーピングを巻いて取材に応じた右腕は「初回から点を取ってくれて、投げやすい状況を作ってくれたのに5回までしか投げられなかった」と反省。「自分が1試合投げきらないといけない展開。役割を果たせなかった。僕は野手とリリーフにすごく助けられている。いつかしっかり恩返しできるようにしたい」と主力投手の責任を口にした。

昨年4勝1敗のGキラーは今季も健在。東京ドーム全勝のバトンを門別につないだ。【柏原誠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】才木浩人、左手首に打球直撃 激痛3勝も笑顔なし「野手とリリーフに助けられている」