【日本ハム】新庄監督が五十幡亮汰の背走キャッチに感謝「めちゃくちゃ助かりました」
<オリックス3-7日本ハム>◇6日◇京セラドーム大阪
日本ハム新庄剛志監督(53)が球界屈指の快足外野手のプレーに感謝した。4点リードの6回2死一塁、五十幡亮汰外野手(26)が強烈な森の打球を背走しながらキャッチした。指揮官は「(6回の)森君の大きな当たりを五十幡君がよく取ってくれました。あれが抜けていたら流れが変わっていたと思うし。めちゃくちゃ助かりました」とたたえた。
4回の守備で前日に続きミスをした万波中正外野手(26)には、自身の経験も踏まえながらフォローした。
新庄監督 エラーが続くとね、肘から先がちょっと硬くなってくるんですよ。エラーしちゃいけないていうところが、さらにエラーを起こす原因になるので。今は守備のスランプじゃないですか。いいプレーが続けばなおってくる。とにかく力を抜くことですよ。目力だけ入っていたらしっかり取れる。僕も昔、1000回取って、1回ジャンプしてナイターのライトが目に入って落としたことがある。その瞬間、8万人ぐらいから『ジャンプして捕るからや』って。何千回捕っているのに『ふざけて捕りすぎ、小学生に悪影響や』って。でも僕はそれが一番理にかなっていると思うから、うちの外野手達も結構、ジャンプして捕る。見た目はよくないけど、理にはかなっている。ソフトに卵を捕るように。万波君のエラーとか固まって(捕っている)。きのうのエラーもジャンプしてふわって捕れば終わり。それを、やばいってなるから(グラブの)の土手に当たる。
外野の名手だった指揮官からの貴重なアドバイス。この日、リーグトップ7号を放った万波は「守備がダメでバットでカバーするとか、そういう選手にはなりたくない。どっちでも貢献する選手になりたい。こういうミスはもう終わりにしたい」と気を引き締めた。