西武対ソフトバンク 敗れて厳しい表情の西武西口監督(中央)(撮影・宮地輝)

<西武0-10ソフトバンク>◇6日◇ベルーナドーム

西武が大敗した。打線はソフトバンク・モイネロに牛耳られ、岩井との継投で打者27人で終了した。

昨季はチーム全体でのモイネロへの対戦打率が1割6分。難敵相手で、しかもいきなり初回に4失点。かなり苦しい状況だったが、苦しいまま終わった。

西口文也監督(52)も「今日は気持ちいいぐらいやられすぎましたね。見てて、手も足も出ないというか」と相手左腕の出来に脱帽しつつ「来週、またすぐ対戦があるんでね。多分、また来ると思うので」。中6日ならば、13日のソフトバンク戦(京セラドーム)で再び対戦することになる。

試合後、若手たちは足早に室内練習場へ向かった。第1打席での連続安打が7試合で途切れた西川愛也外野手(25)は「えぐかったです。球が消えました」。好調のリードオフマンにとって、2打席連続三振は今季初でもあった。

試合前までの映像確認で「こういう攻めかなというイメージはありました」としつつ、実際には違う攻められ方もしたという。好調なだけに、相手のマークもきつい。

モイネロに対してこの日唯一の安打を放った滝沢夏央内野手(21)も「あんな感じ(遊撃への内野安打)のヒットしか打てなくて悔しいです」と、試合後にしっかり打ち込んだ。

ともに「次はしっかり対応していけるように」と巻き返しを決意しつつ、まずは連敗脱出へ、7日に対戦するソフトバンク東浜へのイメージも膨らませていた。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】ソフトバンク・モイネロに牛耳られた若獅子たち 試合後の居残り打撃でしっかりと見直し