ヤクルト対広島 試合後、こいのぼりを掲げる広島ファビアン(撮影・江口和貴)

<ヤクルト0-4広島>◇5日◇神宮

広島サンドロ・ファビアン外野手(27)が、前回92球完封勝利を献上したヤクルト小川から先制パンチを見舞った。3回1死から前の打席では打ち損じたシュートを完璧に捉えた。弾丸ライナーで左翼席に突き刺す3号先制ソロに「完璧に捉えました。感触は良かった」と自賛した。前日から打順を3番に上げ、この日は1発含む3安打猛打賞で6試合連続安打。打率を3割5厘まで上げた。

助っ人はまだ「Roppongi」を知らない。外国人の中には東京遠征時に六本木などの繁華街で気分転換する選手もいるが、ファビアンはまだ1度も足を踏み入れていない。1日巨人戦まで関東遠征は8戦全敗。チームのためにプレーし、そして行動する。悪い流れの中で「Sin problema no hay solucion(問題なければ解決もない)」と言い聞かせてきた。チームは3連勝で、関東で今季初勝利。それでもファビアンの目は、デーゲームの6日の試合に向いている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】まだ「Roppongi」を知らないファビアンが「完璧に捉えた」弾丸ライナーで関東初勝利導く