楽天対オリックス 5回裏楽天1死満塁、走者一掃の左適時三塁打を放つ中島(撮影・野上伸悟)

<楽天14-3オリックス>◇4日◇楽天モバイルパーク

楽天中島大輔外野手(23)が、サイクル安打に迫る大活躍を見せた。

「9番中堅」でスタメン出場。大量リードの8回2死二塁、本塁打を打てば大記録達成という場面で打席に立った。

「正直回ってこないかなとも思ってたんですけど、ベンチから『狙え』という声があったので、ちょっと意識はしました」。スラッガータイプではないが「狙う気持ちはありました」。結果はオリックス権田の142キロ直球を捉え、ライナーでの右前打となった。

2回に中前適時打を放ち、5回は2死満塁から快足を飛ばして走者一掃の3点適時三塁打。さらに6回は右中間へ適時二塁打を放ち、サイクル安打にリーチをかけた。記録達成はならずも、ともにプロ初の4安打5打点と打ちまくった。「ここ最近(状態が)良かったんで、今日打てて良かったかなっていう感じですかね」と冷静に振り返った。

試合前時点で1割7分9厘だった打率も、2割5分まで急上昇。「レギュラーもそうですけど、なんかつかめた試合って思えるような試合にしたいんで、しっかり振り返って、明日以降につなげたいですね」。チームは今季最多20安打&14得点の大爆発。連敗ストップに貢献し、恐怖の9番打者として猛威を振るった。【山田愛斗】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】中島大輔がサイクル安打に迫る大活躍「なんかつかめた試合」プロ初4安打5打点と爆発