早大・宮城誇南「おつりが出る」くらいの初完投&初完封「殻を破れた」立大と1勝1敗のタイに
<東京6大学野球:早大3-0立大>◇第4週第2日◇4日◇神宮
早大の宮城誇南投手(3年=浦和学院)が初完投&初完封で立大に勝利し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。3年生左腕の力投に、小宮山悟監督(59)は「コナンに託して、おつりが出るくらいのピッチングをしてくれた」とたたえた。
2-0の4回の投球が勝敗を分けた。中前打、右前打、四球で1死満塁とピンチを招くが、立大・桑垣秀野外野手(4年=中京大中京)との勝負は1歩も引かなかった。「追いこんでからは全て決め球。とにかく自分が後悔のない球で打ち取ろうと思った」。4球連続でファウルで粘られた末に直球で詰まらせ二ゴロ併殺に仕留め、無失点に切り抜けた。
9回116球の熱投。初完投&初完封に「前のカード(法大戦)では思うようなピッチングができなかった。もう1度コントロールを見直したところが出せたのかなと思います」と手応え。「今まで先発としての役割がちゃんとやり切れてなかった。今日は自分で最後まで投げきることができて、(殻を)破れたと思います」と自信を深めた。