DeNA対巨人 試合前、報道陣の質問に答える巨人戸郷(撮影・浅見桂子)

巨人戸郷翔征投手(25)が復活の誓いを立てた。先発予定の5日阪神戦(東京ドーム)を翌日に控えた4日、DeNA戦が行われる横浜スタジアムで前日調整を終え、「やるしかない。結果を残して1軍に残れるように。そこに全力を尽くしたいなと思います」と引き締まった表情で覚悟をにじませた。

今季は開幕投手を務めたが、白星を挙げられずに3試合で0勝2敗、防御率11・12。4月11日の広島戦(マツダスタジアム)では4回途中、自己ワーストの10失点でKOされて2軍に降格していた。

再調整となったファームでは、イースタン・リーグで2試合に登板し、2勝0敗、防御率0・75の成績を残してきた。周囲からの助言に「いろんな方のおかげがあってここまで来られました。まだまだ結果を残して、まだ先は長いですし、1年間しっかり戦うために準備をしてきたんで。次いい結果を出せるように頑張りたい」と恩返しのマウンドにもなる。

「緊張はしてましたけどね、程よい緊張感の中でやれてる。明日はホームですし、みんなが待ってくれてると思う。その期待に応えられるように頑張りたい」。24日ぶりの1軍マウンドは、ちょうどこどもの日にもなった。「目指してもらえるような選手になれるようにしたい。僕も実際、子供の頃にいろんな選手を見て、こういう選手になりたいなっていう選手もたくさんいた。そういうプロ野球選手になりたいなと思います」。エースが帰還の時へ向かう。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】復活かけるエース戸郷翔征が5日阪神戦へ「やるしかない」4・11に10失点で2軍降格