サガン鳥栖戦で先制ゴールを決め、仲間とともに喜びを爆発させる柏レイソルFW安川(左から2人目)

<JA全農杯チビリンピック2025 全国小学生選抜サッカー決勝大会>◇3日◇神奈川・日産フィールド小机ほか◇予選リーグ4チーム×4グループ◇8人制、12分×3ピリオド

関東第3代表の柏レイソル(千葉)が、強豪が集う予選リーグ“死の組”突破を決めた。初戦で東海1位の名古屋グランパス(愛知)に1-0で競り勝つと、続く九州1位のサガン鳥栖(佐賀)戦も攻守に連動した試合運びで2-1勝利。グループ2位以上が確定し、決勝トーナメント(T)に進出した。ほか、ヴィッセル神戸(関西1位=兵庫)、バディーFC(関東1位=神奈川)も決勝T進出。残り5枠は、今日4日午前の予選リーグ最終戦で決まり、同日午後は8強による準々決勝が行われる。

   ◇   ◇   ◇   

4年ぶり5度目出場の柏レイソルが、全国舞台での強さを見せつけた。決勝T進出をかけて臨んだ、サガン鳥栖戦。第1ピリオド(P)3分、直接FKのこぼれ球を安川侑吾(6年)が蹴り込み先制すると、第2Pにもゴール前の混戦から追加点を奪って突き放した。安川が「こぼれ球を狙っていた。攻撃も守備も、みんなで連動するのが持ち味」と自信を深め、主将の稲田晃大(6年)は「相手の順位に関係なく勝ち切った」と胸を張った。

過去4度のチビリンピックは、いずれも関東タイトルを逃して出場。いずれの大会も前評判を覆してベスト8以上の結果を出してきた。関東2位だった15年は全国制覇を達成。仙石廉監督は「あやかりたいですね」と選手たちの成長に手応えを感じつつ、「練習してきた成果が出ている。失点した場面をしっかり見直して、次の試合につなげたい」と気を引き締めた。

試合結果

Aグループ

サガン鳥栖3-1ジンガ三木SC、柏レイソル1-0名古屋グランパス、柏レイソル2-1サガン鳥栖、名古屋グランパス2-0ジンガ三木SC

Bグループ

Renuovens OgasaFC1-0オオタフットボールクラブ、長岡JYFC1-0ファナティコス、長岡JYFC3-2Renuovens OgasaFC、オオタフットボールクラブ3-1ファナティコス

Cグループ

ヴィッセル神戸3-1FC Grows、名東クラブ2-2DESAFIO CLUB DE FUTBOL、ヴィッセル神戸1-0DESAFIO CLUB DE FUTBOL、名東クラブ6-1FC Grows

Dグループ

レノファ山口FC2-0長崎ドリームFCジュニア、バディーSC3-0SSS札幌サッカースクール、レノファ山口FC0-0SSS札幌サッカースクール、バディーSC6-1長崎ドリームFCジュニア

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 柏レイソルがサガン鳥栖破り“死の組”突破 チビリン全国小学生選抜サッカー