ソフトバンク対日本ハム 7回表日本ハム1死、万波に勝ち越しの左越え本塁打を打たれ、肩を落とす上沢(撮影・岩下翔太)

<ソフトバンク-日本ハム>◇1日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクの上沢直之投手(31)が痛恨の1発を許した。

2-2の同点で迎えた7回1死。6番万波にソロを被弾した。3球で追い込み、フルカウントからの6球目だ。真ん中に甘く入った変化球を捉えられ、打球は左翼ホームランテラス席へと飛び込んだ。着弾を確認すると、右腕は膝から崩れ落ちた。

公式戦では移籍後初めて、古巣の日本ハム戦に先発。初回から多彩な変化球を織り交ぜ、日本ハム打線に的を絞らせない。2回2死からは4者連続三振を奪うなど4回2死まで完全投球を演じた。だが、2-0の5回に2失点。連打で無死二、三塁のピンチを招き、7番郡司の中犠飛で1点を返された。なおも2死三塁の場面で、9番水野にフルカウントから投じた1球がストライクゾーンから外れ、捕手の嶺井博希(33)が後逸(記録は捕逸)。三塁走者の万波が生還し、同点とされた。

上沢は23年のオフにポスティングシステムを利用し、米球界に挑戦。レイズとマイナー契約を結び、5月にレッドソックスへ移籍。ただ、右肘の故障もあり、メジャー登板は2試合のみ。昨オフに自由契約となり、ホークス入りを決断した。古巣を裏切る形となり、批判的な声が上がっていた。また、この日の試合前に左翼席に陣取っていた日本ハムファンからブーイングを浴びた。

試合前時点で今季はここまで4試合先発し、2勝1敗、防御率3・27。チームの本拠地白星はすべて上沢が挙げている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】上沢直之、膝から崩れ落ちる 同点7回痛恨被弾 移籍後初の古巣日本ハム戦先発