巨人対広島 巨人の先発田中将(撮影・たえ見朱実)

<巨人-広島>◇1日◇東京ドーム

巨人田中将大投手(36)が、1回に2死から5連打を浴び、3点を失った。

テレビ解説を務めた元巨人の江川卓氏(69)は「ストライクで追い込んだりするとピッチャーは力むんですよね。その部分でボールが中に入る状況があるので、そこをカープ打線がうまく打った」と解説した。

1回2死一、二塁ではフルカウントから146キロの直球を坂倉に中前に運ばれ、先制点を許した。「外側のストレートの要求が中に入りましたね。フルカウントなんでボール気味には投げにくいんですね」と細かいコントロールの乱れを指摘。

続くファビアンは2ストライクと追い込んでから、外角スライダーを拾われ、中前に運ばれた。「キャッチャーももう少しボールでもいいサインなんですか、打たれているのでストライクゾーンに投げたくなる心境が働きましたね」と解説した。さらに菊池にも左中間を破られ、1回にいきなり3点を失った。

江川氏は「マウンド上にいると打たれるとカッと熱くなることもありますし、力が入りすぎてコントロールミスもありますから、その状況が1イニングに起きてしまった」と振り返った。

田中将は日米通算199勝を懸け、4月17日DeNA戦(東京ドーム)以来の先発マウンドだった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 江川卓氏、1回3失点の田中将大に「キャッチャーはボールでいいサイン」2死から5連打浴びる