【ACLE】川崎FがCロナのアルナスルに3-2で初の決勝!伊藤、大関、家長弾で金満軍団撃破
<ACLE:川崎F-アルナスル>◇4月30日(日本時間5月1日)◇準決勝◇サウジアラビア・ジッダ
川崎フロンターレが、初の決勝進出を果たした。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の準決勝でアルナスル(サウジアラビア)に3-2で競り勝った。5月3日(日本時間4日)にアルアハリ(サウジアラビア)と対戦し、悲願の頂点を狙う。
準々決勝では途中出場だったMF伊藤達哉(27)とMF大関友翔(20)が先発起用に応えて1得点ずつ挙げ、後半にMF家長昭博(38)が3点目を奪って中東の金満軍団を撃破した。
先制は、開始わずか10分だった。大関が前線の起点となり、左サイドのMFマルシーニョに展開してクロス。相手MFのクリアボールをMF伊藤がペナルティーアーク付近から右足をコンパクトに振って、ゴール左上に美しいスーパーボレーを決めた。
相手のセネガル代表FWマネに一瞬のすきを突かれて追いつかれた後の同41分には、大関だ。伊藤のシュートがGKにはじかれたところを、左足で蹴り込んだ。2人で2点に絡んで前半を終えた。
後半開始と同時に大関、FW神田奏真を下げて、MF脇坂泰斗主将とFWエリソンを投入。突き放しにかかる。
同31分、そのエリソンが左サイド深くで粘り、ゴール脇まで進入。後半途中から出場していたMF家長昭博が中で合わせてリードを広げた。同42分に2点目を失ったものの、クラブ史上初の決勝進出を決めた。
4月27日(日本時間28日)の準々決勝で延長戦までもつれる激闘の末、アルサド(カタール)を3-2で破ったばかり。中2日で迎えたアルナスル戦ではスタメンを5人、入れ替えて臨んだ。アルナスルはポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウドをはじめ、セネガル代表FWサディオ・マネ、クロアチア代表MFブロゾビッチ、コロンビア代表FWデュランら世界的なスターが数多く在籍している。準々決勝では横浜F・マリノスを4-1で粉砕していた。ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、在籍する選手の市場価値で川崎Fと10倍以上の開きがある強敵を、チーム力で打ち破った。