【G大阪】ヒュメット1G1Aで3戦ぶり白星貢献「ホームサポーターの前で決められてうれしい」
<明治安田J1:G大阪2-1京都>◇29日◇第13節◇パナスタ
ガンバ大阪FWデニス・ヒュメット(28)が、1ゴール1アシストの活躍で3試合ぶり白星をもたらした。
前半10分に右クロスでFW宇佐美の先制点をアシスト。同27分には宇佐美から受けたボールを左サイドから持ち込み、鋭く右足を振り抜いてゴール右ネットを揺らした。OKサインをつくった両手を両目にあてるスウェーデン時代からの「バットマンポーズ」で喜んだ。「この日が必ず来ることは信じていた。自分の初ゴールをホームのサポーターの前で決められてうれしい」とほおを緩めた。
3月に加入して、リーグ6戦目でようやく来日初ゴールとなった。「テンポが早く、フィジカル的にも強いリーグの中でどう順応できるか、毎試合おさらいをしてきた」と口にした。
自らを「フレキシブルストライカー」と評す背番号23は、前半40分にもペナルティーエリア内でパスを受け、京都DF2人をかわして決定的なシュートを放った。組み立てにも関わって、チャンスを作るなど幅広い仕事ぶりで貢献した。「得点できたことは自分にとって起爆剤になる」。G大阪浮上のカギを握る助っ人が、ようやく本領発揮の時を迎えた。【永田淳】