ランディ・バース氏(2015年撮影)

元阪神のランディ・バース氏(71)に旭日小綬章が贈られる。政府が2025年春の叙勲受章者を29日付で発表し、外国人叙勲に名前が並んだ。

日本球界で「史上最強の助っ人」と呼ばれ、来日1年目の83年から35本塁打をマーク。85年には打率3割5分、54本塁打、134打点で3冠王に輝き、阪神史上初の日本一に貢献。MVPも獲得した。

特に有名なのは、85年4月17日、甲子園の巨人戦での「バックスクリーン3連発」。先陣を切って3ランを放つと掛布、岡田にも本塁打が飛び出し、虎党を狂喜乱舞させ、日本一への大きな流れをつくった。

猛虎の歴史に名を残した最強助っ人に新たな勲章が加わる。

◆ランディ・バース 1954年3月13日生まれ、米国オクラホマ州出身。ロートン高から米球界を経て、83年阪神入団。3年目の85年に打率3割5分、54本塁打、134打点で3冠王に輝き、MVPを受賞。チームを初の日本一に導いた。86年も2年連続の3冠王となり、打率3割8分9厘はプロ野球シーズン最高。88年に長男の病気のためシーズン中に帰国し、そのまま退団した。NPB通算614試合、743安打、202本塁打、486打点、打率3割3分7厘。現役時代は184センチ、95キロ。右投げ左打ち。引退後はオクラホマ州議会の上院議員へと転身した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】「史上最強助っ人」バース氏に旭日小綬章「バックスクリーン3連発」で85年日本一