阪神湯浅京己(2025年4月24日撮影)

さぁ、大型連休の大型連戦が始まる。先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。セ・リーグ編。

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【阪神】 22年最優秀中継ぎ投手の湯浅が24日、2季ぶりに1軍復帰した。昨年8月に難病指定の胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術。登板はまだないが強力な戦力になる。代わりに調子の上がらないゲラが抹消。キャンプで下肢を痛めた熊谷が25日に今季初昇格。24日に先発した富田は翌日に抹消された。2軍は26、27日に秋季キャンプ地の高知・安芸で中日に2連敗した。

【広島】29日巨人戦から右手中指骨折で出遅れていた坂倉が1軍に合流する。春季キャンプ終盤に負傷。「右手中指末節骨骨折」と診断され、3月4日に手術を受けた。リハビリをへて、今月22日ウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦で実戦復帰。25日の同オリックス戦まで5試合に出場し、3試合でスタメンマスクをかぶった。打撃結果は13打数3安打で打率2割3分1厘。

【巨人】戸郷が25日の日本ハムとの2軍戦(Gタウン)で2軍降格後、2度目のマウンドに上がった。2番手で6回2安打1失点。「試合をこなすごとに体の状態はいいものになっている」と話した。同試合は田中将が先発し2回無失点。同じく2軍調整中の坂本は先週の2軍戦で5試合に出場した。左手親指を負傷していたキャベッジは25日の阪神戦初戦から1軍に復帰した。

【DeNA】負傷離脱中の主力2選手が1軍復帰に近づいている。下半身のコンディション不良だったオースティンは25日の2軍戦で実戦復帰して、1軍復帰も秒読み段階。右手親指骨折の桑原も順調に回復しており、実戦復帰間近となっている。状態が上がらずに26日に抹消された森敬は27日の2軍戦でさっそく2安打。首脳陣からも、状態を戻して早期の1軍復帰が期待される。

【中日】投打で主力が離脱した。23日巨人戦(東京ドーム)で正遊撃手の村松が「右内腹斜筋損傷」で離脱。先発柳も右肩周辺を気にして5回で降板し、翌24日に抹消された。井上監督は「村松は1カ月はかかる。柳は大事を取って」と説明した。2軍ではドラフト1位金丸が26日2軍阪神戦(安芸)で6回無失点。5月5日からのDeNA3連戦(バンテリンドーム)での1軍デビューも見えてきた。

【ヤクルト】正遊撃手の長岡が出場選手登録を抹消された。26日中日戦の2回に一塁に走り出した直後、右足をひきずった。自力で歩けず交代しており、長期離脱の可能性が高い。また、松本直も同戦で自打球を左足に当てた影響でファーム調整となった。ドラフト1位中村優は22日のイースタン・リーグ日本ハム戦で“プロ初先発”し、4回3安打無失点。1軍デビューに前進した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【セ入れ替え&2軍情報】阪神湯浅京己が2季ぶり1軍昇格 巨人坂本勇人は2軍戦5試合出場