オリックス岸田護監督(2025年4月26日撮影)

オリックスとソフトバンクの「5000試合対決」が実現するかもしれない。

オリックスは89年に阪急から球団を引き継ぎ、ソフトバンクも同年に南海からダイエーとなり福岡に移転。以降の公式戦試合数が5000試合に近づいている。

28日時点でオリックスが残り11試合、ソフトバンクが同12試合。29日からの日程を予定通り消化すれば、5月11日の直接対決(3連戦3戦目、京セラドーム大阪)が両軍そろって5000試合目となる。実現すれば、互いの大きな節目が直接対決で重なる、極めて珍しいケースになる。

ともに1リーグ時代から続く名門。南海からダイエーに球団名が変わった初試合は89年4月8日。ダイエーホークスの初試合は東京ドームでの日本ハム戦でサヨナラ負け。この年、借金5で4位に終わっている。オリックスブレーブスは同8日の試合が雨で中止。翌9日、藤井寺のデーゲームで近鉄に快勝。上田利治監督に率いられた1年目は2位だった。

以後、オリックスは「ブルーウェーブ」を経て、球界再編で近鉄と合併した05年から「バファローズ」となり、リーグ優勝5回(日本一2回)、最下位も9度経験。05年からダイエーを引き継いだソフトバンクはリーグ優勝10回(日本一9回)、最下位が4度。

今季はオリックスが首位を走り、昨季リーグVのソフトバンクは最下位で苦戦しているが、互いに節目を迎え、これからも新たな歴史を紡いでいくことになる。【記録室・高垣誠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 オリックスとソフトバンクが節目直接対決の可能性 新球団となった89年以降で5000試合間近