大谷翔平2試合連続のマルチ安打で2連勝に貢献 第2打席の二塁打は今季最速の打球速度182キロ
<ドジャース9-2パイレーツ>◇27日(日本時間28日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(30)が2試合連続のマルチ安打をマークした。パイレーツ戦に「1番DH」で出場。2回の第2打席で今季最速となる打球速度113・3マイル(約182キロ)の二塁打を放ち、前日の3安打から勢いを加速させた。
1回の先頭では目の覚める1球もあった。カウント2-2からの7球目、顔面付近へそれた91・3マイル(約147キロ)のツーシームに体を大きくのけぞらせ、大声を上げながら回避。この打席は四球で出塁し、1死二、三塁から4番フリーマンの適時打で生還した。
試合前、ロバーツ監督は大谷について「前もそこまで(打撃の調子は)良くはなかったと思うが、夫として、父親として、数日の休みをとって、タイミングが崩れるのは分かる。(前日の3安打が)きっかけになって欲しい」と期待していた通り、この日も2安打で復調をさらに印象づけた。チームは右肩の違和感を訴えた先発グラスノーが緊急降板するアクシデントもあったが、打線がつながり9得点。救援陣も踏ん張り、2連勝とした。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)