自殺未遂告白したレッドソックスのデュランがヤジに激高 観客退場、対戦チームが謝罪
<レッドソックス13-3ガーディアンズ>◇27日(日本時間28日)◇プログレッシブフィールド
レッドソックスのジャレン・デュラン外野手(28)が、観客席からのヤジに激高した。ガーディアンズ戦の7回、スタンドに詰め寄ろうとしたところ、同僚や審判員に止められた。「ファンが不適切なことを言ってきたが、セキュリティーがうまく対応してくれて、審判もそれに気づいて対応してくれたので、ありがたかった」と話した。観客は取り押さえられ、退場させられた。
デュレンは4月8日にネットフリックスで公開された番組「ザ・クラブハウス レッドソックスとの1年」で、過去にうつ病に苦しみ、自殺を図ったことを明かしていた。今回は番組公開後に初めて、メンタル面でのヤジを受けたという。「自分をあんなふうにさらけ出すと、敵にも自分をさらけ出すことになる。でも、僕には素晴らしいサポートスタッフがいて、チームメートやコーチたちもいるし、支えてくれるファンもたくさんいた。だから、すごくありがたい」と話した。
ガーディアンズは試合後「レッドソックスの選手とファンとの間で発生した状況について認識し、これはファン行動規定に違反するものです。このような行動が持つ重大さを認識しており、この種の行動に対して非常に真剣に取り組んでいます。レッドソックス組織、関与した選手、周囲のファンに謝罪し、現在この状況に対処しています。私たちは問題のファンを特定しており、今後の対応についてメジャーリーグベースボールと協力していきます。私たちは訪れる選手やファンに最高の体験を提供することを目指しており、今回はそれが達成されませんでした」と謝罪声明を出した。