【ヤクルト】荘司宏太が防御率0・00継続 ヒットモンスター岡林らを抑え“クエスト”クリア
<中日2-6ヤクルト>◇27日◇バンテリンドーム
ひと狩り行こうぜ。ヤクルトのドラフト3位の荘司宏太投手(24)がブルペンで奮い立った。8回から3番手で登板。先頭、中日岡林と対峙(たいじ)した。球界随一のヒットモンスターにカーブ、チェンジアップと己の武器をフル活用。最後は143キロ直球で詰まらせ、遊ゴロとした。「先頭のアウトをしっかり取れたので、失点がなかったのかな」。2死一、三塁のピンチでボスラーを右飛に仕留めて1回無失点。防御率0・00を継続し“クエスト”をクリアした。
休養日前日などの空いた時間は寮の部屋のテレビ前に座り、PS5のスイッチを入れる。よくやるのが「モンスターハンター」。社会人セガサミー時代の仲間とゲームの進み具合を話し合ったり、時にオンラインでつなぎプレーしたりする。リフレッシュし、次なる戦いの英気を養っている。
これでデビューから9試合連続無失点となった。96年石井弘寿(現1軍投手コーチ)の8試合を29年ぶりに更新する球団の新人記録に「もっともっと記録を伸ばしていければ」。モンスター級が集う“セ界”の冒険は始まったばかり。猛者たちを狩って、中継ぎ左腕としてランクアップしていく。【上田悠太】