ドジャース対パイレーツ 1回表パイレーツ無死、先頭打者クルーズにソロ本塁打を打たれる佐々木(撮影・菅敏)

<ドジャース8-4パイレーツ>◇26日(日本時間27日)◇ドジャースタジアム

ドジャース佐々木朗希投手(23)は、同僚たちの盛り上がりにも後押しされ、先発マウンドに上がった。いつもと違う登場曲が流れると、ベンチで同僚ロハス、キケ・ヘルナンデスらがベンチの手すりをたたいてリズムに乗った。曲名「Bailalo Rockey」の“ロッキー”が“ロウキ”とも聞こえるラテン系ミュージックに試合後、「最後は僕が決めたんですけど、いろんな人からの猛プッシュがあって。盛り上がるって言われたので」と、思わずほおを緩ませた。

1回、パイレーツの1番クルーズに初球を捉えられ、プレーボール弾を浴びた。だが、慌てずに後続を3者凡退。4回までリズムよく投球した。5回に3安打を浴びて3失点し、勝敗はつかなかったが、「直近3試合ぐらいはある程度、試合はつくれてますし、ただ、もちろん物足りなさもあるので。その中で最低限のことはできてるかなと思うので、そこに関しては少しずつ良くなってると思う」と振り返った。

6度目の登板でまたも初勝利はお預けとなった。それでも、メジャー挑戦後では最多の93球。徐々に内容も改善されている。「選手からもいろいろ話を聞いて、あとはスタッフの方にも、たくさん支えてもらってるので。早く結果を残して、少しずつ結果で返していけたら」と前を向いた。

▼ドジャース佐々木は6度目の先発で未勝利。日本人大リーガーで先発を6度以上経験した投手は過去25人いたが、6度目までに未勝利は野茂英雄(7度目で初勝利)、長谷川滋利(先発8度で未勝利)、藤浪晋太郎(先発7度で未勝利)の3人しかいない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 佐々木朗希また初勝利お預けも内容徐々に改善「早く結果を」メジャー最多93球投げ3失点