報徳学園5年連続春8強 プロ注目新井に3三振も山岡が適時打「心が強い」大角監督
<高校野球春季兵庫大会:報徳学園5-0滝川>◇27日◇3回戦◇明石トーカロ
兵庫県の注目校対決は報徳学園が5年連続で春8強に進出した。
先発の背番号11、岡田壮真投手(3年)が9回4安打で完封勝利を飾った。
滝川の先発はプロ注目の二刀流・新井瑛太投手(3年)。最速152キロを投げ込まれながら四球を奪い続けた。大角健二監督(44)は「プラン通り」と明かし、「終盤のチャンスでの得点は予定通り。うちのペースで『よっしゃ』という気持ちで入った」と振り返った。
0-0の6回1死満塁から押し出し四球で先制すると、1死満塁で主将の1番橋本友樹内野手(3年)が右犠飛。2死満塁からは3番山岡純平投手(3年)が右前適時打を放ち、一挙4得点の猛攻を見せた。
それまで3打席連続三振の汚名返上の一打に、山岡は「序盤は悔しかった。4打席目のチャンスで打ててよかった」と振り返った。大角監督は「(新井は)ベストピッチの3打席。あれは簡単に打てないから」と山岡を勇気づけたという。「でも、あいつはここ(心)が強い」と指揮官。「山岡が打ったのはチームにとっても大きかった」と背番号1も背負う二塁手に信頼を寄せた。