「本当に完璧な夜だった」バルセロナ・フリック監督が国王杯優勝で喜びあらわに
バルセロナのフリック監督(60)がクラシコ後、「本当に完璧な夜だった」とレアル・マドリード戦でのチームのパフォーマンスを喜んだ。
バルセロナは26日にセビリアで開催された国王杯決勝でレアル・マドリードと対戦した。前半28分にペドリの鮮やかなミドルシュートでリードを奪った後、エムバペとチュアメニのゴールによりリードを許した。しかし、フェラン・トーレスが後半39分に同点すると、PK戦が濃厚となった延長後半11分にクンデがペナルティーエリア手前からシュートを突き刺し、3-2の逆転勝利を収めた。4季ぶり、通算32回目の優勝を達成した後、フリック監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えている。
フリック監督はまず、シーソーゲームとなった激戦を制したことについて、「大きな誇りを感じている。選手たちがやっていることやその戦いぶりは、信じられないほど素晴らしいものだ。彼らが決して諦めることなくやっていることを高く評価している。クラブやサポーター、皆がこのチームを誇りに思っていると思う」と喜びをあらわにした。
続いて、「サポーターや選手、スタッフが祝福する姿を見て、とても感動したよ。選手たちはそれに値したし、素晴らしい勝利だった。Rマドリードは後半、とても良いプレーをしたが、我々は同点に追いつき、クンデが決勝点を決めることができた。これは信じられないことだ」と興奮した様子を見せた。
フリック監督は、またバルセロナが今季、成功を収める中で、自身の責任について質問されて、「私はシーズン開幕時、ロッカールームで良い雰囲気をつくるため、アシスタントコーチたちと一緒にここにいると話した。選手たちが試合を楽しみ、トップレベルでプレーできることを願っていた。ロッカールームで、そのような雰囲気をつくり出すことが鍵だと思うし、大きな自信を与えてくれる。それはスタッフ、選手など全員の問題だ。選手たちは本当に素晴らしいメンタリティーを持っている。彼らがどのように逆転したかを見れば、状況を好転させようとポジティブに考える力があることが分かる。ジュール(クンデ)はそれをやってくれたし、本当に完璧な夜だった」と満足げに話した。【高橋智行通信員】