落合博満氏(2019年3月撮影)

元中日監督の落合博満氏(71)が27日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)にご意見番として生出演。球界を席巻している「トルピード(魚雷)バット」について言及した。

「トルピードバット」とは、元マサチューセッツ工科大(MTI)の物理学者で、昨季までヤンキースでアナリストを務めたアーロン・リーンハート氏(現マーリンズフィールドコーディネーター)が開発した。バットの先端が細く、魚雷やポウリングのピンのような形状。ヤ軍ではボルピ、ゴールドシュミット、ウェルズも魚雷バットを使用。使用選手が本塁打量産したことでブームに火が付いた。NPBでも11日のプロ野球規則委員会で使用を即日容認。西武源田や中村剛、阪神大山らが実戦で使用した。

落合氏は、実際にバットを手に解説。「感触は軽い。重心が手前にあるだけに、重さより軽く感じる。練習で使ってみてどうなのかなっていう程度のものじゃないですかね。まるっきり使わないってことはないと思いますけど、状態が悪い時に使ってみようかなっていう程度のものだろうと思います」と話した。

続けて「バッターにはタイプがあってね。どんなバットを使っても、とりあえず芯に当てようとするのがバッターの本質。あくまでも使ってみて、慣れることが大事。結果が出れば自分に合う、結果が出なければ元に戻そうかなっていう、そういう使い方でいいんだろうと思います」と語った。最後に「『魚雷バット』って言うより、『トルピードバット』って言う方がいいよね」と締めくくり、駒田健吾アナは「平和な感じが…」と笑った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 落合博満氏、球界席巻の「魚雷バット」を手に解説 思わぬ意見に駒田アナ「平和な感じが…」