メッツ千賀滉大「すごい次以降が楽しみになる登板だったかなと」手応え 6回2失点で勝敗つかず
<ナショナルズ5-4メッツ>◇25日(日本時間26日)◇ナショナルズパーク
【ワシントン25日(日本時間26日)=久保賢吾】メッツ千賀滉大投手(32)は、6回2失点で自身に勝敗つかず。チームはサヨナラ負けで連勝が7で止まった。2回2死二塁から先制打を浴び、連続イニング無失点は20回1/3でストップ。「別にそこはいつか切れるものですし、とにかくゼロを増やしていくってことは、またこれからやっていく作業かなと思います」と気持ちを切り替えた。
今季は3勝1敗、リーグ3位の防御率1・26と安定した投球を披露する。それを証明したのが3回の投球だった。1点を追加され、なおも無死三塁。「少ない点であればあるほど、チームが勝つ確率は高くなるので、そこは先発ピッチャーとして、やるべき仕事」と振り返ったように、後続をピシャリ。4回以降は無失点で、クオリティー・スタート(QS=6回以上、自責3以内)を達成した。
チームは不運に見舞われ、白星を逃した。2点ビハインドの4回無死一、二塁、メッツ・ウィンカーの一塁ライナーをナショナルズ・ローが好捕。ショートバウンドのようにも見える打球だったが、アウトの判定で飛び出した走者も戻れず、三重殺で一気にチャンスが消滅し、反撃ムードに水を差された。
千賀はチームを白星に導けず、先制点を許したことを反省しながら「自分の中でのフィーリングだったり、たぶんそこに行くだろうなっていう感覚だったり、そういうのが芽生えてきたのが、今日の試合の後半だったので、すごい次以降が楽しみになる登板だったかなと思います」と次戦以降に向けた手応えを示した。