法大OBでリーグ歴代最多勝記録の山中正竹氏がレジェンド始球式「48勝は私の誇り。原動力」
<東京6大学野球:早大-法大>◇第3週1日◇26日◇神宮
今季、東京6大学野球連盟結成100周年記念事業の一つとして行われているレジェンド始球式に、法大OBで社会人の住友金属や母校の法大で監督を務め、92年バルセロナ五輪で監督も務めた全日本野球協会会長の山中正竹氏(78)が登板した。
大きく振りかぶり投じた山なりの投球は見事に後輩の只石貫太捕手(1年=広陵)のミットにおさまった。法大では1年春からマウンドに上がり、現在もなおリーグ歴代最多記録の48勝を残したまさに6大学野球のレジェンド。「今はシステムも違いますからね。48勝は破られない記録でしょう」と笑みを浮かべながら「私にとっては誇りであるし、僕の原動力にもなった数字でもあります」と、胸を張った。
これまで歩んできた野球人生のモットーは「野球を学び、野球から学ぶ」。野球を学ぶ中で、教えがあり成長する。「野球は人生にも通じる。野球にぶつかって学び続けてくれたら立派な社会人、野球人になる。そうやって、野球が輝き続けるのが望ましい」と、野球界にエール。そして最後には「そのために私たちがやれることをサポートしていきたい」と話し「まだ78歳ですからね」と、笑顔で締めくくった。