聖望学園戦はスタンド応援に回った浦和実の石戸颯汰投手(撮影・平山連)

<高校野球春季埼玉大会:浦和実1-4聖望学園>◇26日◇2回戦◇大宮公園野球場

今春センバツ4強の浦和実が、初戦敗退を喫した。聖望学園に競り負け、夏はノーシードで臨むことになった。春の甲子園で快進撃の原動力となった変則左腕・石戸颯汰投手(3年)はベンチを外れ、辻川正彦監督(60)は「投げられるコンディションではなかった」と説明した。

石戸はセンバツ3試合で計18イニング連続無失点の好投を見せ、4強入りに大きく貢献した。大会後にはU18日本代表候補選手強化合宿に選ばれた。春の甲子園から休む間もなく稼働した影響で疲労が蓄積し、合宿後はノースロー調整が続いていた。辻川監督は「肩、肘、首、腰も全部試合で投げられるコンディションに整っていなかった」と補足し、復帰は来月のゴールデンウイーク明けを目指すとした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 初戦敗退、浦和実の変速左腕石戸颯汰投手はベンチ外 辻川監督「投げられるコンディションでは…」